11月7日(日)に食品科学科中華まん班が北海道文教大学人間科学部健康栄養学科の藤井先生、檜垣先生、小塚先生と大学生の皆さんとの連携と交流活動を行いました。
最初に檜垣先生から、今後の研究活動のアドバイスとして、ヒトを使った治験の方法について講義をいただきました。これまで、新製品開発や食材の栄養についての研究を行ってきた私たちにとって、摂取した食事の栄養素や機能性成分がヒトに実際にどのような影響や効果をあらわすのかを測る方法論について、治験に伴った倫理的な視点についてのお話はとても興味深く、これからの研究に大変参考となるものとなりました。講義の後、実際の血糖値の測定方法を体験したり、糀の効果を探る治験で現実的に可能な研究項目を協議したりすることができました。午後からは私たちと大学とで共同研究を進めている『米糀の代謝産物がヒトに及ぼす栄養学的特性について』、大学生の卒業研究を発表していただいたり、私たちの研究活動のまとめとしてプロジェクト発表を披露、開発途中の米糀を活用した新製品を試食していただいたりしながら、ディスカッションと交流を図ることができ、大変充実した一日を過ごすことができました。